NBAサンズ、田臥の解雇を発表

プロバスケットボール協会(NBA)のサンズは18日、田臥勇太(24)の解雇を発表した。
週明けから48時間のウエーバーにかけられ、獲得希望チームがあれば、そこに入団。希望するチームがなければ、フリーエージェント(FA)扱いとなり、他チームと交渉ができる。田臥は、11月3日に日本人選手として初の開幕ベンチ入りを果たして、7得点を挙げる鮮烈なデビューを果たした後、同8日に故障者リスト(予備メンバー)入り。今月10日に再びベンチ入りしていた。
田臥は、「ここにいる機会をもらえたサンズとファンに、とても感謝している。チームの一員でいることができず残念だが、このレベルでもやっていけるとわかった。今後もNBAで経験を積んでいけるよう、頑張ってやっていきたい」とコメントを発表した。 
◆デビューから1か月半、電撃解雇◆
日本人初のNBAデビューから、1か月半での電撃的な解雇。コランジェロGMは「試合に出続けるチャンスを得ることが彼の今後の成長のために必要だ」と強調し、田臥も「このレベルでやれるとわかった。今後、経験を積むのが楽しみ」と話すなど、双方の言葉に後ろ向きな響きはない。
元々、サンズ入団は、田臥にとってイバラの道の選択だった。同じポイントガードにNBA屈指の司令塔・ナッシュがおり、チーム自体も今季、NBA全チーム中で20勝に一番乗り。高いレベルの中で田臥は「プレー時間より、ここにいることに価値がある」とナッシュのプレーをどん欲に吸収していた。しかし、“勉強”も大切だが、実戦経験がより重要なことは言うまでもない。
対戦相手の指導者の何人かが「田臥は使える」と話しており、他のチームから声がかかるのは、時間の問題だろう。新たな一歩へ向けての契機と受け止めて欲しい。
やはり、実践で結果を出してナンボの世界なんでね^^他チームからオファーが来ることを願ってますよ。