ビール・発泡酒、年明けに値上げ…1割程度

量販店などでのビール、発泡酒の店頭価格が年明けから1割程度値上がりする見通しとなった。
ビール大手4社(アサヒビールキリンビールサッポロビールサントリー)が来年1月の出荷分から、安売りの原資になってきた、販売数量に比例して卸業者に支給してきたリベート(販売奨励金)を廃止するためだ。
小売業界では、ビールや発泡酒を集客用に安売りするケースが多く、ビールなどで損が出ても、他の酒類で利益を確保できればいいとする業者も出ていた。このため、ビール・メーカーは「行き過ぎた安売り競争をなくす」ためとして、今年1月に、キリンが安売りの基準ともされてきたメーカー希望小売価格とリベートを2005年1月に廃止する方針を発表し、他の大手3社も相次いで追随した。
ビール会社のリベート廃止に加え、安売りのために経費節減などで原資をひねり出してきた卸売業者も、卸売価格を引き上げる方向で足並みがそろい、来年1月以降は、これまで値引き販売されてきたビール・発泡酒の店頭価格が「数%から1割程度値上がりする」(大手ビール首脳)見通し。従来から値引き率が低いコンビニエンスストアでは、価格の変化は小さい見込みだ。
酒類量販店の中には、チラシなどで「1月からビール、発泡酒が値上がりします」と、消費者に年内の買いだめを勧めている業者もある。しかし、値上げに難色を示す小売業者もあり、値上げに向けた業者間の交渉は、まだ完全には決着していない。
おいらは普段飲まないのでさほど気にならないのですが、みなさんにとっては結構深刻かな?^^